今日はみもざていの「パン教室のレッスン準備」のお話です。

みもざていにお越しの生徒様が100%おっしゃってくっださるのが

「先生準備が大変ですね」

ご理解くださって嬉しいです(涙)

準備は前々月には試作が始まっています。

まあ、一番大変なのは前日ですね。

教室の大変さの全体を100%としたならフィジカル的に

前日までの準備80%、当日のレッスン15%、当日の片付け5%、というのが私の体感するところです。

計量も細かいものでは

水1g×人数分

というものもあります。

どの道具を使えば皆さまが一番作りやすいのかを知るためにボウル一つ吟味して、実際にそれ使ってシュミレーションもします。

それも1回では「偶然」のことも有るので、これ、と決めたら最低2回。

今月の究極は練り切りの生地作りて使った「ラーメン丼ぶり」

お洒落なガラスボウルの方が見栄えがするので最初はそれを使って試作していたのですが、いろいろ試してラーメン丼ぶりが一番使いやすいことが判明して、そちらを選びました。

今月のお料理は前日に仕込んでおきました。

教室の大変さを先ほどフィジカル的に数値化しましたが、メンタル面だけを見ると比率は反転します。

前日までの準備19%、当日のレッスン80%、当日の片付け1%、といったところでしょうか。

特に今月の練り切りのような大物を組み込むと、それはもう教室が終わった時にはほっとするどころの話ではありません。

ピアノやお花、書道、テニスなどとは違って「作品が仕上がらないかもしれない恐怖」(笑)と言うものが、パンにはあるのです。

なぜなら、パン作りは失敗をリカバリーできない局面が多々あるからです。

練り切りの生地を作ってお見本のデモンストレーションをしながら、皆さまの様子を見て、皆さまが作業しやすいようにいろいろ整えて。

それだけだったら楽なのです。

でもその間にパンの発酵の様子を見て・・・オーブンを予熱して、最適な状態でオーブンに入れて、焼き上がったら忘れないようにオーブンから出して・・・を2種類。

一瞬の気のゆるみが失敗を招きます。

メンタル面は当日、フル稼働です。

でもレッスンが終わったときの達成感は、言葉では言い尽くせないものがあります。

体力的なことも有りますのであと何年?いや何ヶ月?このスタイルを続けられるかわかりませんが「やり切った」と思えるその日まで続けてみようと思います。

その日まで、皆さま私が長年かけて学んで身に着けてきたものを貪欲に学び取ってくださいね。

惜しげなくお伝えしていますよ。