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昨日のブログでコルドンブルーの試験の時の写真を探してみよう!と宣言したとおり、探し当てましたよ~。
懐かしい写真!
写真の奥の方に紙の大きな袋が積んでありますが、30kgの小麦粉が入った袋が積まれているのです。
手前は私のプレゼンした作品です。
コルドンブルーのテストは次のような3つの課題が与えられます。
①製パンの実技・・・これは当日くじを引いて課題のパンが発表されます
②工芸パン・・・私はバイオリンを作りました
③筆記試験・・・フランス語ではなく日本語で。ただし、パンの専門用語はフランス語。
④プレゼンテーション・・・パンが美味しく見えるように自由に飾ります
そして私はこのプレゼンにあたって一つの物語を作りました。
彼女が好きなものは、美味しいパンと音楽、そしてワインとチーズ
先ほどの音楽会の余韻に浸りながらのディナー
サプライズはバター入れの中
このテーブルに着くのが
出会って間もない男性と女性なのか・・・
数日前の小さな喧嘩の仲直りのきっかけを探す二人なのか・・・
あるいは
長い年月をともに歩みいぶし銀の輝きを放つご夫妻なのか・・・
それはこれをご覧になる方のご想像のままに
私はテーブルの上の物たちが、人を癒し和ませ励ます力があると信じています
そして願わくば、私が焼いパンで喜びを差し上げることができたら、これ以上の幸福はありません。
私はフランス語は書けないし話せないので、通訳の方にこれを訳していただいて、
プレゼンテーションの傍らに飾りました。
“サプライズはバター入れの中”
という私の作文に、
コルドンブルーのシェフたちは「これはどういう意味だろうか?」
と皆で話しあったそうです。
一人の日本人シェフが
「わかった!バター入れの中にバターの代わりに何かプレゼントがあるんだよ!」
とおっしゃったそう。
私の担任のステファンシェフは「そんなことは無いだろう」と否定されたとか笑
私はバター入れの中に指輪とバラの花を入れてプレゼンテーションしました。
そして、そのプレゼンテーションを含め、
結果はコルドンブルーのシェフたちから高い評価を得ることができました。
その時のステファンシェフの
「素晴らしい仕事を見せてくれてありがとう。
あなたが、首席の成績です」
と言われた時の喜びは今でも覚えています。
今でも、バイオリンを見ると、演奏を楽しむ以前にあの時の思い出が思い起こされ、
思わず泣きそうになります。
↑コルドンブルーのテストに終えて自宅で再現したもの
当時はとっても大変でしたが、今思うと青春してましたね~。
クラスメイトの中で私が多分一番年上でしたが笑
あれから10年以上。
コルドンブルーに通うことを勝手に決めて勝手に通いだした私を毎回駅まで送り届けてくれた夫と二人、今は「いぶし銀」になっています!?
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